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ハンデを越えようとする姿に学ぶ。

なんとまあ。8月が終わって一週間が過ぎてしまっているじゃあないですか!!
ほんっと、忙しかった…。
そして9月も。いいペースでご予約をいただいております。

色々な方と出会って。
毎日毎日。勉強させられています。

家庭の事情。お仕事の事情。体の事情。みなさん、それぞれに悩みがあり、それを乗り越えようとなさっている。
施術しながら色々なお話を伺って、感心させられ、考えさせられ。
どうしたらいいものか、解決の糸口にはならないかもしれないけれども、意見を述べさせて頂いたり。

体にハンデを背負ってらっしゃる方もいらしてて。
穏やかに微笑んで、一生懸命で。
きっとすごく辛い思いをしただろうに。

私はどこまで手を差し伸べていいのか、悩んでしまうこともあって。

プライドもあると思う。
自分でできることはやりたいんです、というお気持ちもあるだろうし。
だからご自身にお任せすることを基本としている。
多分、普通の人と同等にして欲しいのかな、と思って。
過剰になり過ぎないように。

プランツをきっかけにして、見た目が実年齢に近くなって来たのが嬉しい、って言う方。
今度はバスト。今度はお腹。
無理のない範囲でいらしてくださいね、って言ったら
「ココに来るのが楽しみなんです」ってお言葉をいただいて
「ありがとうございます」と答えるのがやっと声に出た位。

難病の人、事故に合ってしまった人…
本当にいろんな方がいらっしゃる。
もちろん健常者の方の方が圧倒的に多いのですけどね。

人生、そのものが勉強だ、って思う。
そう思うとき、必ず思い出すのは祖母と叔母。

もうすぐ一周忌を迎える私の叔母は、耳が不自由だった。
何とか解読できるかどうかの音声で「勿体無い」が口癖で。

携帯の機種変更のたびに、私が紙にボタン操作を説明書きして
できるようになったメールのやり取りは
やっぱりちょっと日本語がおかしくて、誰が受身なのかとか何をどうしたいのかが???という文章で。

でも、その叔母は、
誰よりも先に、周りの人のちょっとした所作からその人が必要な物に気づく人でした。

そういう気遣いって、元来持っている優しさももちろんだけど、
経験値と推測量からかな、と思っていた。

67で天に召されたのは、定年退職後に彼女のハンデに痴呆が加わるのを心配して祖母が呼んだのかな、と思ったりしてね。
だって、祖母は、遺産は全部彼女に、って遺書を私に託した位だもの。

9月に入って、キッチンに菊の花を置いて話しかけている。玄関の花にも「ありがとう」て言ってはいるけど。
玄関の花よりも、元気がいいのは菊そのものの強さだけではない気がする。

玄関の花を生ける時も、生け花が趣味だった祖母が「自分を太陽だと思って生けなさい」と言ったのを必ず思い出す。
祖母は大きな菊を鉢に育てて、よくコンテストに出品していた。
祖母も命日9月だったな…。

今度お墓参り、行かなくちゃ。

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